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スタッグス、ヤングライオンズ相手に5得点の快勝

  • Writer: Tampines Admin
    Tampines Admin
  • 6 hours ago
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AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2準々決勝第1戦でバンコク・ユナイテッドに1-2で惜敗してから中3日。BGタンピネス・ローバーズは過去を引きずることなく、日曜夜のジャラン・ベサール・スタジアムでヤングライオンズ相手に圧倒的なパフォーマンスを見せた。5得点を奪う圧勝劇で、運命の第2戦に向けて再び勢いを取り戻した。

タンピネスの目標は常にリーグタイトル獲得にある。首位ライオン・シティ・セーラーズとは勝ち点8差、背後にはアルビレックス新潟シンガポールも迫っており、ミスは許されない状況だった。チームのメッセージは明確だった。ロバート・エジアコア暫定監督が試合前のインタビューで語った通り、「完璧な試合をしなければならない」という強い覚悟を選手たちは共有していた。

 

チームニュース

 

ロバート監督は、ヤングライオンズ戦に向けてメンバーをローテーションし、フレッシュな選手を起用した。 注目すべきはラウル・スハイミの先発復帰だ。2月11日以来となるスターティングメンバー入りとなったこの若きDFにとって、試合開始から自身の価値を証明する大きなチャンスとなった。 また、アミルル・ハイカルが左サイドバックの定位置に戻った。彼の存在感はサイドにエネルギーと安定感をもたらし、この夜のスタッグスの戦いを支えた。グレン・クウェとディラン・フォックスも先発に復帰。メンバーは替われど目的は同じ。勝ち点3のみだ。

 

自信に満ちたスタート

試合開始直後から、スタッグスが主導権を握った。完璧な連動性で相手を圧倒する。 息の詰まるようなパスワークで相手を翻弄し、相手に守備の対応を強いる展開。

 

 

先制点がいつ生まれてもおかしくない空気の中、13分にそれは訪れた。 風間宏矢の正確無比なコーナーキックを山下柊哉が合わせ、ダイビングヘッドでゴール隅へ。山下にとって嬉しい今季初ゴールとなり、スタッグスが早々にリードを奪った。

その後もプレッシャーは止まない。30分にはグレン・クウェが巧みなドリブルで相手を抜き去りシュートを放つが、惜しくも枠の上。36分にはアミルルからのクロスを鷲見星河が狙うもブロックされ、こぼれ球に東川続が反応するが、これもヤングライオンズの必死のクリアに阻まれる。吉本武のシュートもGKイズワン・マフブドにキャッチされた。

 

 

最初のゴールが「粘り強さ」なら、2点目は「華麗さ」だった。38分、風間が相手DFラインの裏を完全に突く完璧なロブパスを供給。走り込んだ東川が巧みなトラップから、見事なカーブシュートをファーサイドに突き刺した。カウンターからわずか10秒での追加点。ポゼッションに定評のあるスタッグスだが、今季は「致命的なトランジション(攻守の切り替え)」も新たな武器として加わっている。

前半の攻防も終わりかと思われたその時、東川が最後の一仕掛けを見せる。マークについていた相手を影のようにすり抜けてエリア内に侵入し、強引な守備を誘い出して転倒。長いVARチェックの末、主審はアウェイのスタッグスにPKを与えた。

 

 

ここでスタッグスの精神性を象徴するシーンが訪れた。キッカーは風間かと思われたが、彼はグレンを呼び寄せ、PKの責任と栄光を託した。サポーターの歓声の中、11番を背負うグレンは冷静にゴールを決め、3-0。チームの化学反応は疑いようがない。 PKを譲った理由を問われた風間は「グレンにゴールを決めさせて、勢いに乗せたかった」とシンプルに答えた。

 

後半の戦い

3点リードで迎えた後半、ロバート監督は戦略的な交代を行った。小林祐希に代えてシャ・シャヒランを、ディラン・フォックスに代えてジェイコブ・マーラーを投入。今後の過密日程を考慮し、チームのフレッシュさを保つ重要な交代だった。 後半、ヤングライオンズが反撃を強め、スタッグスも一時的に守勢に回る時間帯もあったが、集中を切らさず対応。時間が経つにつれ再びリズムを取り戻し、冷静かつ自信に満ちたポゼッションでコントロールした。

 

 

そして58分、風間に幸運が舞い込む。 前半にPKを譲る献身的なプレーを見せた中盤の王様に、サッカーの神様はギフトを用意していた。東川が強さで相手を翻弄してクロスを上げ、こぼれ球を吉本が繋ぎ、最後は風間が迷いなくシュートを突き刺して4-0とした。

 

記念すべき瞬間

試合が決まったと思われた終了間際、ドラマが待っていた。

 

 

67分にグレンと交代で投入されたジコス・チュア。なんとファーストタッチでGKの頭上を越えるループシュートを沈めた。ジコスにとってのタンピネス初ゴール。チームメイトが駆け寄り、歓喜の輪が広がった。

結果は5-0。スタッグスの快勝で幕を閉じた。

 

戦いは続く

5得点、そして5つのストーリー。スタッグスはライオン・シティ・セーラーズとの差を縮め、消化試合数でも優位に立っている。 勝利に沸く中でも、チームは地に足がついている。先制ゴールの山下柊哉は、自身のゴールよりもチームの勝利を強調した。 「初ゴールは嬉しいけれど、最も重要なのはチームが勝つこと。シーズン終了まで全力を尽くす。引き続き応援よろしくお願いします」 しかし、祝杯を上げている時間はない。スタッグスは中3日で再びジャラン・ベサール・スタジアムに戻り、ACL2準々決勝第2戦、バンコク・ユナイテッド戦に臨む。準決勝進出をかけ、再びアジアの舞台で歴史的な夜を作り上げるつもりだ。

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