決定機を活かせず、Playback Community Shieldは悔しい黒星


約3か月ぶりの実戦となったOur Stags(※クラブの愛称)は、Playback Community Shieldでライオン・シティ・セイラーズと対戦した。
2026/27シーズンは、ザーファン・ロハイザド、横山翔大、山﨑絢心、木村有磨の新加入に加え、吉本武の復帰と、新しい顔ぶれが加わったスカッドでの船出となった。
キックオフ前から会場は大いに盛り上がりを見せた。Playback Fanzoneには飲食やアクティビティのブースが並び、地元サッカーの再開を待ちわびるファンの熱気に包まれていた。

ザーファンと翔大が公式デビューを飾り、キャプテンのファリス・ラムリがOur Stagsを率いてピッチに入った。
試合が始まると、タンピネスとセイラーズらしい、いつもの構図に。Our Stagsはボールを保持しながら落ち着いて後方から組み立て、セイラーズのプレスの間にスペースを見出していく。
最初のチャンスは、開始からわずか6分で訪れた。
コーナーキックのこぼれ球をディラン・フォックスが拾うと、セイラーズの選手2人の間を通す鋭いパスで風間宏矢へ。宏矢は自陣から持ち上がりミドルシュートを狙うが、ボールはわずかにバーの上へ外れた。
だが、先制したのはセイラーズだった。
18分、ディオゴ・コスタが中へ切れ込みクロスを供給すると、イルハン・ファンディが頭で合わせて先制点を奪う。
その7分後、セイラーズはリードを広げる。ファルハン・ズルキフリとバルト・ラムセラールのパス交換からファルハンが抜け出し、折り返しを再びイルハンが押し込むと、ボールはポストに当たってゴールイン。スコアは2-0となった。
それでも、Our Stagsは黙ってはいなかった。
32分、小林祐希の絶妙な浮き球のパスがセイラーズの守備を崩し、東川続へ抜ける。セイラーズGKのビクトル・アズナールが飛び出すもクリアミス。続の前には無人のゴールが広がったが、シュートは無情にもポストに阻まれた。

さらに前半終了間際には、鷲見星河が放った遠目からの強烈な一撃がクロスバーを叩く。
左サイドのシャー・シャヒランも続の頭へ絶好のクロスを送り込んだが、今度はアズナールに阻まれた。
チャンスは幾度となく訪れながらも、ゴールはどうしても生まれない。Our Stagsは2点ビハインドで前半を終えたが、まだ試合を諦めてはいなかった。

後半開始とともに、山﨑絢心が公式デビューを果たし、右サイドでファリスに代わってピッチに入る。タンピネスはすぐさま反撃の糸口を探し始めた。
すると間もなく、宏矢が再びセイラーズの最終ラインの裏へスルーパスを通し、続へ。単独でゴールに迫ったフォワードのシュートは、サイドネットに阻まれる。
後半が進むにつれ、両チームとも堅い守備網を崩せずに苦しむ展開に。タンピネスは反撃の糸口を探し続けたが、最後まで突破口は開かなかった。
試合終了のホイッスルが鳴り響き、ライオン・シティ・セイラーズが2026/27シーズンのPlayback Community Shieldを制した。

Our Stagsにとっては、悔やまれる一夜となった。ポストやクロスバーに嫌われたあの一つが決まっていれば、試合の様相は大きく変わっていたかもしれない。望んでいた結果ではなかったが、約3か月ぶりにOur Stagsがピッチに帰ってきて、再び戦う姿を見せてくれたこと。それだけで、価値のある夜だった。
2026/27シーズンのシンガポール・プレミアリーグは9月11日(金)に開幕。Our StagsはOur Tampines Hubにバレスティア・カルサを迎え、今シーズン初のホームリーグ戦に臨む。

Playback Community Shieldでは、The Stand(※サポーターの愛称)が最後まで全力でチームを後押ししてくれた。次は金曜日の夜、Home of The Stagsで、皆さんの声援を再び力に変えたい。



